音楽は自由2009年08月09日 18時14分11秒

土曜日、末広がりの8月8日は大安吉日、Vozイベントのライブが
南青山マンダラであり、応援に行ってきました。

今年1月に第一回目があり、あれから半年、第二回目が開催
されました。 今回は5組のアーティストが出演し、ゲストの方も
いらっしゃいました。

今年は、大好きアルケミストのライブもここで観たし、
自分も2回出演したしと、今回で4回目のマンダラ訪問でした。
いつ来ても、なんとなく 落ち着く空間だなあ〜と、
不思議な感じです。

一組目、AZSAさんはとっても「かっこいい」という言葉が
似合う女性 アーティストで、ソウルフルで骨太な迫力ある
歌声でした。
私の大好きな「丸の内サディスティック」もカバーしてくださり
それもすご〜くかっこよかった!
オリジナルの中で特に好きな曲は、「Halfway Love」という
ラストに唄われた曲で、この曲を聴くといつもすごく切ない
気持ちがして、泣きそうになります。

二組目、時田さんは今回マンダラ2回目の登場で、一曲目から
これまた私の好きな「白い息」(ですよね?)を唄ってくださり
ました。
ギターを引きながら間奏や前奏などでハープを吹き、唄うと
いう、全てを自分一人でやっているところが本当に素晴らしいと
思いました。

梶原さんがよく、「まずは自分自身が何ができるのか?という
のが大事だ」 と言っていて、周りにサポートミュージシャンが
たくさんいれば、それだけステージは華やかになるし、唄ってる
人も気持ちよく唄えるだろうけど、まずはその人自身が魅力的で
なければ、どんなに周りに豪華なサポートが いても意味がない
(あるいはまとまらなくなる)と。
全くその通りだと私も常々思っていたので、今回の時田さんの
姿を見ていてとても勉強になりました。

三組目、ファドを唄われる槙さんが登場。とても美しい方で、
エメラルドグリーンのドレスがものすごく似合っていて、
ステージの雰囲気が一気にゴージャスになりました。
日本語でファドを唄ってくださるので、詩の内容もよく分かって
「ああ、そういう歌だったんだ」と思いました。
ギター2人のサポートで、見事に槙さんの世界が会場に広がって
さすがだな〜と感動しました。いつもよりトークが短めでしたが
10月のワンマンではきっと、いつもの面白いトークも聴ける
のではないかと思います。

四組目、今回初のゲストの登場でした。前田泰孝さんという方で
初めて聴いたのですが、力強い声で会場を圧倒されてました。
マイクなんかいらないんじゃないかと思うくらいの声量で、
すごいなあと思いました。
「ぐだぐだソング」という歌になって、会場がわっと笑顔に
なった時、この方の持ち味(魅力)がぐぐ〜っと伝わって
きました。ちょっとおどけたようなダンスとメロディ、
共感できる分かりやすい詩、会場のお客さんを楽しませる
ステージが勉強になりました。

そして五組目、今回いろんなことにチャレンジされた
ユキコさんが登場。
ユキコさんのこれまでの葛藤や不安、でも頑張りたいという
強い想いなど聞いて、個人的にすご〜く応援していたので、
なんというか、 そのステージできらきらしている姿を見ていて
途中涙が出そうになりました。
感動しました。いっぱい力をもらいました。素敵でした。
ユキコさんは本当にきれいな歌声の持ち主で、特に
「スカボロー・フェア」のカバーをされた時は、ウィーン少年
合唱団ではありませんが、本当に透明感のある、天から聴こえて
くるような歌声で、ほ〜っとしました。
新しい曲も今回のライブのために作られて、ユキコさんが
新しいドアを開けてひとつステップを踏み出したんだという
ことが、強く伝わってきました。これからのユキコさんが
またとっても楽しみになりました。


自分がライブをするのももちろんものすごくいい勉強になり
ますが、 誰かのライブを観ることも、なるほど〜と思ったり、
ここはこうした方が いいなあと自分を反省したり、
とてもいい経験になりますね。

土曜日、ライブの帰り道で思ったことは、音楽は自由だという
ことでした。
どんなメロディだっていい、どんな言葉だって、自分の好きな
音楽を 唄えばいいのです。
それはなんて素敵なんだろうと思いました。
5組のアーティストから発せられていた目に見えないエネルギー
は、空間へはじけて客席へ広がっていました。
その形に決まりはなく、100%自由なのでした。

「こうしなきゃいけない」なんてルールはない。
自分の伝えたいことを、唄いたいことを、ただ唄えばいい。
心の底から湧いてくるエネルギーが尽きない限り、
何にとらわれることもなく、他の事など気にせず、
唄えばいいだけだと。

そう考えたら、なんだか胸がわくわくして、うれしく
なりました。
そのわくわくした気持ちから、家に帰って早速、
夜中に新曲をひとつ作りました。
今レコーディングしているアルバムに、入れられたらいいなと
思います。

夏バテだけど、頑張るぞ〜。(笑


写真:ステージを終えたユキコさんと一緒に。